花粉症・アレルギー性結膜炎とは・・・
スギなどの花粉が眼や鼻の粘膜に付着することによって、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水などのアレルギー症状が出ます。花粉症は風邪の症状に似ているため、風邪だと思い込んでいる方が少なくありません。花粉症かなと思ったら、早めに医師にご相談ください。
花粉症・アレルギー性結膜炎の症状
眼の症状:かゆみ、充血、涙、ゴロゴロ感など
鼻の症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど
その他:皮膚のかゆみや発赤、頭痛、全身倦怠感などが出ることもあります。
(花粉症では発熱はありません。)
花粉症・アレルギー性結膜炎の治療
スギ花粉は2月から飛散が始まります。花粉が飛び始める前から治療を開始することで、ピーク時の症状を緩和させることができます。(初期療法)
■ 点眼薬
● 抗アレルギー薬
眼のかゆみ、充血、涙、めやに、などのアレルギー症状を起こす化学伝達物質の放出を抑えます。症状が軽度な場合にはすぐに作用しますが、通常は使用開始してから徐々に効果が増し、2週間くらいで効果が安定します。
● 抗ヒスタミン薬
三叉神経終末のH1レセプターをブロックすることでかゆみ、流涙を改善し、血管のレセプターをブロックすることで充血、浮腫を改善します。抗アレルギー薬に比べて効果の発現が早く、最もつらいアレルギー症状であるかゆみを早期に改善します。
● ステロイド薬
症状が強い場合、あるいは抗アレルギー薬、抗ヒスタミン薬で症状が緩和されない場合に使用します。
■ 点鼻薬、内服薬
当院では患者さんのご要望に合わせて、点眼薬以外にも点鼻薬や内服薬の処方を行っています。お気軽にご相談ください。
花粉症・アレルギー性結膜炎の検査
アレルギー検査は、測定時間・測定できるアレルゲン・費用の違いで
以下2つの検査方法がございます。